雰囲気も重視してキャンプをしたい!
そこで、より野営的なスタイルに近づける「バンドック ソロベース」を購入しました。
現代風に使いやすくアレンジされた自分だけの秘密基地になるテントです。
購入の決め手になったのは、
- フルカスタム済みの”軍幕”
- 林間サイトに映えるデザイン
- 火の粉に強いTC素材
ここでは「バンドック ソロベース」のサイズや特徴、メリット・デメリットをわかりやすく紹介していきます。
バンドック ソロベースのスペック・特徴
メーカー | BUNDOK(バンドック) |
---|---|
名称 | ソロベース BDK-79TC |
価格 | 38,500円(税込) |
サイズ | 使用時:(約)360×190×110cm |
収納時:(約)40×20×20cm | |
総重量 | (約)4.4kg |
主素材 | ポール:アルミ合金 |
フライシート:コットン混紡生地(ポリエステル65%・綿35%) | |
インナーテント:ポリエステルメッシュ | |
フロア:ポリエステル | |
付属品 | フライシート自在付ロープ、インナーテント、アルミポール、 アルミV字ペグ、キャリーバッグ、ポールケース、ペグケース |
公式HP | 株式会社カワセ ブランド紹介ページ |
軍隊に支給されたテントをパップテント(=通称”軍幕”)と言います。
バンドック ソロベースは人気の高いUSパップテント(三角柱を倒した形)のデザインが元になっています。
インナーテント、跳ね上げ用ポール、ペグなど充実した付属品がセットで、2万円台の価格も魅力です。
使用時の特徴
実際に設営した後の写真が上の写真です。
使用時のサイズは幅360×長さ190×高さ110cmと1人には十分なスペース。
インナーテントはフルメッシュで、風通しを確保しながら虫の進入をガードします。
インナーテント下部にジッパーが付いており、逆T字に開く一般的なタイプです。
バスタブ型のインナーテントなので雨水の進入を防ぐ事ができます。
フライシートにランタンを吊るす為のフックが3箇所あります。
インナーテント内には両短辺にポケットがあり、スマホなどの小物を収納できます。
破れやすい四隅もバッチリ補強されていました。
細かな所まで手を抜いてないですね!
設営の手順
1.フライシートを広げます。この時両端のジッパーは開けておきます。
2.短いポールが本体を支えるメインポールです。
3.紐を三角に広げてペグダウン(仮止め)します。
4.テンションを調節しながら、2本のポールを立てます。
5.両サイドの三角錐の6箇所をペグダウンし、長いポールでキャノピー(=庇(ひさし))を跳ね上げます。
5.インナーテントをフックに吊り下げます。
このフック便利です。
6.設営完了!!
収納時の特徴
収納時のサイズは幅40×長さ20×高さ20cmで、体積にすると約16Lになります。
収納袋にはコンプレッションバッグになっており、畳んだテントを入れた後に紐を引っ張って、一回りほど小さくできます。
2Lペットボトルと比較したのが上の写真です。
総重量4.4kgなので、片手で持つとズシリとくる重さです。╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
収納時のちょいテク
使用後のインナーテントは地面からの湿気で濡れており、カビ予防のために乾かす必要があります。
そこでインナーテントのポールを通す穴にフライシートのポール先端に引っ掛けると、テントの背面ぴったり。
収納前のちょっとした工夫でテントを永く使いましょう。
バンドック ソロベースを実際に使ってわかった事
使いやすく改修されたフルカスタムのパップテントでした。
パップテントは憧れるけれど、実際に使うには改造が必要って聞くよな…と二の足を踏んでいましたが、ソロベースは痒い所に手が届いています。
インナーテント、サブポール、ペグ20本、ガイライン、エンドキャップも付属して2万円台という良心価格も心惹かれます。
ニ◯リではありませんが、お値段以上なテントです。
バンドック ソロベースのメリット
設営・撤収が簡単になる工夫
ソロキャンプ重労働の一つが誰も手伝ってくれないテントの設営です。
ソロベースを実際に設営すると、設営を簡単にさせる工夫が3箇所ありました。
・インナーテントはフックの吊り下げ式
・ペグダウン箇所は必ず調整代がある
難しいロープワークが無いので初めてのテント設営でも15分ほどで完了しました。
輪が作ってあるのでロープを取り違いを無くしつつ、ロープワークを減らしています。
インナーテントはパチンとはめるだけのフック式でペグダウン不要。
フライシートのペグダウン箇所は全て調整代が多く取ってあり、設営後のテンション調整が簡単です。
タープ要らずの広い前室
キャノピーと呼ばれる「庇(ひさし)」が前室になります。
1人用としては十分な広さで、キャンプスタイルに合わせたリビングレイアウトを組めます。
キャノピーは十分な大きさの影を作り、サイドパネルを巻き上げれば風通しも良好。
サイドポールにランタンをぶら下げられば、夜間も明るく過ごせます。
両サイドが荷物置きに最適
ソロテントは荷物の収納スペースに困りがち。
バンドック ソロベースは三角錐になったスペースが両端にあります。
65Lバックパックとクーラーバックスを置いても余裕があります。
テント内は影が濃いので、日陰に置きたいクーラーボックスに最適の場所です。
焚き火も怖くない!火の粉に強いTC素材
火の粉に強いTC(ポリコットン)素材なので、テント近くの焚き火も安心です。
キャノピー(=庇(ひさし))下では、勇気が必要ですが、少し離れた場所なら、前室から腕だけ出して焚き火を楽しめます。
ソロキャンパーなら一度は憧れるスタイルですよね。
就寝時の収納スペースも確保
就寝時はキャノピーを下げると、完全個室になります。
それまで使っていたチェアやテーブルはテント内に収納に悩む所ですが…
チェアやテーブルを一つずつなら問題なく収納できるスペースがあります。
ソロで使う量の道具なら折り畳んで収納せずとも、使ったままの状態で収容できるのです。
寝る直前まで、前室で過ごす私には就寝前の撤収の手軽さがありがたいです。
フル装備なのに安い
購入前、「DOD ヌノイチ」と「テントマーク 炎幕DX EVO」が比較対象でした。
ヌノイチ(約24,000円税込)は布一枚という独自性は魅力的だけど自由度が高すぎる。
炎幕は本体(28,800+税)にインナーテント(別売9,800円+税)が必要で予算Over!
そこで2万円そこそこのインナーテント付属のソロベースを発見したら…
買うしかねぇ(*゜∀゜)=3!!となっちゃうわけです。
バンドック ソロベースのデメリット
インナーテント内は圧迫感がある
インナーテントを使用すると場合、半分が居住スペース、もう半分が就寝スペースになります。
就寝時のインナーテントは三角屋根の横壁が迫ってきて圧迫感があります
インナーテントのサイズは幅190×奥行き85x高さ100cmなので、身長180cmの私が横になると幅がぴったりなのも影響して窮屈感があります。
こればかりはテントのデザインなので仕方がありません。
寝てしまえばわからいのですが、寝る前と起きた時に窮屈さを感じます。
冬場はインナーテント無しがおすすめ
フルメッシュのインナーテントは、夏場は風通しもよく虫の侵入も防ぎます。
しかし、冬場の保温性能は期待できません。
荷物の軽量化、就寝時に広くスペースを取るために冬場はインナーテント無しもありですね。
冬用の寝袋は奮発しているので寒さに耐えられるでしょう!
NANGAオーロラ600DXのレビューはこちら
雨天使用はおすすめしない
TC素材共通の弱点ですね。
ソロベースは撥水加工がされているので、一時的な小雨なら雨漏りしません。
ただし、乾燥させるのに時間がかかるので、やはり雨天時の使用は避けた方が無難でしょう。
でも、パップテントで雨キャンプはカッコいいんですよね。
使用前に撥水防水スプレーを吹き付ける
私がテントを使用する前に行う通過儀礼です。
防水と防汚効果を期待しています。
ちなみ私はロゴスの「強力防水スプレー」を愛用です。
ソロ用テントならフライとインナーに吹き付けられる必要十分な量があります。
バックパックの容積を圧迫する
収納時の体積が約16Lです。
愛用の65Lバックパックでも、他のキャンプ道具との兼ね合いが難しくなる大きさです。
しっかり畳むと収納袋に余裕ができるくらい小さくできるので、力強くクルクル収納しましょう。
インナーテント、ペグを抜けばもう少し小さくできそうです。
バックパックに入れず片手で持ち運ぶ
バックパックキャンプに強いこだわりがなければ片手で持ち運ぶのがおすすめです。
キャンプ場の駐車場からサイトまでなら、余裕です。
重いと感じたら筋トレしましょう。(*´д`)ハァ…
ペグハンマーは別途購入
充実した付属品ですが、ペグハンマーは付属していません。
初めてのテントでこの製品を選ぶなら、ペグハンマーは別途購入しましよう。
ペグハンマーは私の中で「もっと早く買えばよかったなぁ」と思ったキャンプ道具の一つです。
私が使用している「村の鍛冶屋 アルティメットハンマー」は肘への負担も少なくおすすめです。
テント内は中腰が基本姿勢
腰痛持ちの人は要注意です。
特にインナーテントを設置する時は、腰をかがめた状態で片腕を伸ばすので腰にきます。
テント内の移動が無理した姿勢にならないように動きましょう。
バンドック ソロベースはどんな人におすすめ?
冬のコタツでコタツムリになるような人におすすめのテントです。
こじんまりしている様で手の届く範囲に必要な荷物が置けて、自分だけのスペースがしっかり確保できる。
ソロベースの中から見る景色は完全に小学校5年生の頃に考えた秘密基地ですよ。
強い日差しは前室の影の下で過ごして、夜になれば少し手を伸ばして焚き火ができる。
キャンプでやりたいことが全て実現できるポテンシャルがあります。
しかも、2万円ちょっとで買える。うーん、強い!
・秘密基地のキャンプに恋焦がれ憧れた人
・タープ無しで涼しい空間で過ごしたい人
バンドック ソロベースはどこで買うのがおすすめ?
ネットで購入するなら「Amazon」がおすすめです。
バンドックはamazonに公式販売サイトが作られており、定価よりも安い製品が多いので、Amazonで購入するのをおすすめします。
楽天での取り扱いはないので、気になった場合はamazonを覗いてみるのが良いかもしれません。
バンドック ソロベースのレビューまとめ
「バンドック ソロベース」は”ワイルドさ”を残しながら、今時に使いやすく工夫されたテントでした。
「ロゴス ソロドーム」では前室が無く日差しが厳しい。
「スノーピーク ヘキサイーズ1」はタープ下で焚き火ができないもどかしさ。
それらを全て解決した感じです。完成度高いです。
しばらくの間、メイン使いのテントになりそうです。
最後に、おすすめポイントと残念なポイントをもう一度おさらいです。
・テントから焚き火に手が届く
・野性味を残しながら使いやすい
・充実した初期装備が魅力のパップテント
・バックパックには大きい収納サイズ
・就寝時の圧迫感が少し気になる
以下の記事では「ロゴス ソロドーム」と「スノーピーク ヘキサイーズ1」のレビューを紹介しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
「ソロキャンプ用テントの特徴と違いを比較!おすすめのソロ用テントはどれ?」では、ソロキャンプ向けのテントを種類ごとにまとめて紹介しています。
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